自分がやりたい福祉に仕事を見つける

「福祉の仕事に就いて人の役に立ちたい」、そんな志を抱いている人は多いでしょう。福祉といっても高齢者福祉から子ども福祉など、非常に多岐にわたる分野です。またいずれの場合も資格が求められることが多いです。利用者の安全や生活を守るために、専門的な知識が求められるからです。まずは保育士や介護福祉士などの、現場で直接利用者さんと触れ合う仕事があります。施設を利用する子どもや高齢者にとって、家族の次かそれ以上に一緒に過ごす相手となります。信頼関係を築き、安心して過ごせる環境づくりに取り組む必要があります。生の声や表情などから、反応を直に感じることができ、やりがいと楽しみを見つけやすいでしょう。

次に相談やケアプランの作成などを行う、ケアマネージャーや相談員などがいます。困っている人の相談に乗り、アドバイスを行います。困りごとは人によってさまざまなケースがあります。いずれにも対応できるよう、幅広い知識が必要です。そして、問題解決の糸口となるべく、聞き取りなどをしっかり行い、表面的ではない解決を目指す、親身になれる姿勢も求められます。医学的立場から福祉サービスを提供することもできます。理学療法士や心理士などが必要な治療を行い、より快適に暮らせるように支援していくことができます。また、利用者と直接のやり取りはありませんが、福祉現場で使用する用具や技術の開発などから、間接的に福祉を支えることもできます。福祉が対象にするのは、子供から高齢者、障害の有無など、非常に幅広い分野です。誰を対象にして、どのような角度から自分を役立てられるのか、考えてみてください。